赤は前回作ったもの。黒の2本が今回作ったものです。
前回は、大人の鉛筆の口金の代わりにグラフ1000の口金を取り付けてしまうという、少々乱暴な改造でしたので、もう少し改造らしい改造をしてみようと作ってみました。
作り方はぺんてる「スマッシュ」を改造して芯の太さを変えてみる(4) 2.0mm芯ホルダー編および、その1.3mm編を参考に、やり方を真似しただけですので解説しません。
いつものことながら、このsuiさんという方の説明は丁寧で参考になります。
内部機構(チャックとリングを使用)は、真ん中がすみつけシャープ(2.0mm)メタルヘッドで、下(または右)が大人の鉛筆 芯削りセット(何故かセットの方が店売り価格が安い)なのですが、すみつけシャープはチャックの大きさが微妙で、安定して芯が出るように調整するのには時間を要しました。グラフ1000には、大きさ的に大人の鉛筆のチャックが一番合うと思います(フエキの建築用シャープはリングが大きすぎて入らない)。
簡単にポイントだけ書きますと、①本体軸はネジ山が始まるギリギリまで削る。②リングは3分の2くらい(適当ですが)になるまで削る。③口金内部にリングが外れるようにするための段差を必要とするので、大人の鉛筆の場合は前回と同じく芯タンクの後部を切って使用(すみつけシャープはリングの直径が少し小さいので外径が5.1mm以下、内径4~4.3mm位のパイプ(リングの外径が4.4mm位なので、それより小さければOKだが4mmを切るとチャックが開かなくなると思う)を調達してきて合わせる)。くらいでしょうか。
何といっても見た目はカッコ良いので気に入っております。
<おまけ>
注意!「夢のSシリーズ芯ホルダー」(使えません)
100均の2mmシャープを試したくて入手してきたのですが、バラしてチャックを取り出してみると、流石に安っぽいとは言え使えそうな気もしましたので、深く考えず手元にあったS5に組み込んでみました。
手軽に試してみたかったので、リングも外してしまい、チャックのみを少し削った本体軸に直接組み込んでみたのですが、ここまでは思惑通り使えそうな感じでした。
で、口金を削って2㎜芯が通るようにした後、満を持して口金と取り付けてみますと、何とノックできません。芯を出せない芯ホルダーが完成してしまいました。
普通なら口金の内部から検証を始めるところですが、100均シャープを試したくてウキウキしていた私は、検証をすっ飛ばして組み込んでしまったのです。
じゃぁ、どうするんだ?と考えた挙句、別のペンの口金を取り付けてみると...
なんと、グラフ1000の口金が取り付けられました。
もちろん完全に同じネジ山では無いので「奥までしっかり」とはいきませんが、一応固定はされますし、実際には生じる本体軸との隙間もS5のグリップがゴムなせいで見た目に判りません。ノックすれば、ちゃんと芯がドロップします。
まぁ、使わないとは思いますが、面白かったのでネタとして紹介しておきます。