LAMY Scribble のリフィルを変える

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見た目は変わりませんが、リフィルはお約束のジェットストリーム

見た目は大好きなんですが、LAMYらしくリフィルの評判が悪い Scribble

購入した後、早速リフィル交換しようとしたのですが、検索しても情報は見つからないし、リフィル全長が4C芯より短いので「4C芯て、切ったらインク漏れるんじゃ」と心配になり、しばらく放置していました。

しかし、最近になって pico が同じリフィルである事、pico はリフィル交換している人がいて4C芯を切ってもインクは漏れてこないらしい事を知り、挑戦してみることに。

pico と Scribble の違いは口金の細さで、Scribble は4C芯が通りません。リフィルを削るか、口金を削るかの選択を迫られます。

サクッと口金削りを選択。削るのは本当にごく僅かですし、どうせオリジナルのリフィルは使わないし、リフィル交換の通度削る方が大変だから(切るだけでも面倒だけど、こちらはペン先を保護したまま何本か準備しておける)です。

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丸くて細いやすりをクルクル回しながら削ります

丸やすりを使いますが、削るのは少しですから間違っても前後に動かしたりせず、様子を見ながら優しくクルクル回して削ります。(写真は裸ですが、削るときは間違って傷を付けないようテープで保護しておきます)

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こよりのようなものにコンパウンドを少し付けて磨きます

写真はガーゼを細く裂いたものですが、少量のコンパウンドで磨き、何も付いていない部分で綺麗に拭き取ります。

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4C芯は59㎜の長さにしました

私はペン先が口金からなるべく出ている状態にしたかったので、オリジナルと同じ長さで切り、収納時にペン先から芯が出ないギリギリのところになるまで削っていった結果、59㎜になりました。なのでこれが限界の長さになります。

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シリコンチューブでスプリングの受けを作ります

スプリングが効くように受けられれば良いのでテープ巻くだけでも良いのですが、以前やったBicのクリック・ゴールドでテープを使ったら、リフィル交換の際にスプリングがテープの糊でベトついていたのが気に入らず、最近はシリコンチューブに変えていっています。

ちなみにシリコンチューブのアイデアは、「安いリフィルを改造してウォーターマン製ボールペンを使う方法」(https://miscellaneous.tokyo/blog/waterman/)というページで見つけました。

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組み立てれば、とりあえず完成

 

これで終わりでも良いのですが

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空になったリフィル取っておくと、こういう時に便利だったり

元々互換性のないリフィルを使おうというのですから、オートのパーカータイプ空リフィルって、こういう時加工しやすくて好きです。下の2つはシグノかサラサのゲルタイプリフィルで、空は単なる筒のようになっています。(1本で2パターンできた)

ガイドパイプがある方がリフィルが内部で安定し易いと思いますが、そのための材料がない場合もありますから、まぁ好き好きですね。

 

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そんな訳で、ニードルチップの Scribble

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私はこのニードルチップが大好きなのです。

 

 

<おまけ>

工作中にメモを取ろうとその辺にあったペンを取ったらトンボ鉛筆エアプレスだった。

「そう言えば、このリフィルって58㎜だったよな」とかどうでもよいことを思い出した私は、何気に59㎜に切ったジェットストリーム4C芯を差してみたのです。

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4C芯の方が細いのに、何か固定されてる感じ

空気が漏れないよう、しっかりとゴムで押さえるためか、4C芯でも一応固定されるようです。ひょっとして使えるかもと思い、上向きに筆記テスト。

A5のメモ帳1頁に文字やら線を描いてみたけど全然インクが擦れない。

手が疲れて1頁で止めましたが、使えるのなら大発見ではなかろうか、気づいた先人は居ないものかと早速検索してみるも、情報は見当たらず。

うーん、取り合えず様子見かな。

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なんちゃって加圧ジェットストリームの完成!なのか??