2010/11/07(日)-08(月)

5時起床。
後は帰るだけの朝であるからして洗濯は無し。
残っているパンにバター、ヨーグルトにカンティヨンのフランボワーズとハンセンスの野苺ランビックで朝食を取り、片付けを済ませて8時半頃挨拶し空港に向かう。
空港で自動チェックインしようとして、メニューに日本語を見つけたまでは良かったが文字化けしてて読めない。英語に切り換えて四苦八苦してたら日本人のビジネスマンが助けてくれて無事チェックイン。
荷物を預けた後、外に出て一服しようとしたら先ほどのビジネスマンと一緒になり、しばし歓談。
それからゲートに向かったが、こう言うときに限って手続はすべて順調であり、少々時間をもてあました。
11時10分発だったが、多少遅れて搭乗開始。フランクフルトまでは直ぐである。
フランクフルト空港では、到着ゲートから大阪行きの出発ゲートまで近い上に、出国審査は列も短くてすんなり。パスポートチェックをした職員に「新しいね」と言われてしまった。
おあつらえ向きにゲートの目の前には喫煙所があり、持て余す時間を喫煙室との往復で過ごす。しかし去年も思ったが、500MLの水1本で3.2ユーロはボッタクリであろう。
関空行きは無事定刻に出発し、映画を観続けたが、気になるところは行きに観てしまっていたので、残っている映画はやっぱり好みに合わなかった。
帰りの飛行機が良いのは、多少飛行時間が短いところくらいだろうか。予定通りに関空に到着し、JRに乗り換えて帰宅した。
ふぅ、今年も終わったなぁ。

2010/11/06(土) 向かうところ無し

6時20分起床。
風呂に入り、洗濯しながらの朝食は、パンとチーズとヨーグルト。お供は3フォンテーネンのグースである。
グースは2010年3月5日瓶詰めと記されている。やっぱり旨い。
10時過ぎに部屋を出てトラムに乗り、サブロン広場で骨董市を冷やかした後、ブラブラと周辺を歩き回りセントラル駅からバスに乗ってムール屋さんに向かう。
昨年訪れた時は定休日で食べられなかったが、今回は大丈夫だった。
開店と同時に店内に入り、マリエール風(プレーンなタイプ)の1.5kgとプロバンス風(トマトとニンニク、香辛料が効いている)の1kg(ちなみにこれが普通)に白ワイン(ミュスカデにした)を頼んで、腹一杯食す。
私は付け合わせのポテトまで食べたが、妻はやはりポテトまでは無理だった。
腹ごなしに歩きながらウインドウショッピングを行い、結局宿まで歩いて帰って来たが、とても消化が進んだとは言えない状態で、満腹感はまだ消えない。
3フォンテーネンのストラッフ・ウインターを飲みつつ、しばし休憩。
休憩してみたものの、18時を過ぎても空腹感は無く、夕食を取るのも面倒になって「呑みに行こうかぁ」と言うだけで出かけず、それでも帰り支度なんぞをしてると時間が過ぎるもので、結局10時頃に就寝。

2010/11/05(金) この1回に懸ける

5時30分起床。
夕べ早く寝たので起きるのも早い。
今日は、3Fonteinenで昼食を取るつもりなので、そんなに早く起きる必要は無かったのだが目が覚めてしまったからには仕方ない。風呂に入り、洗濯をしながらパンとチーズ、ヨーグルトにカンティヨンのフランボワーズで軽目の朝食を取ると、明日からのパンを買い、その後トラムに乗ってジュドバル広場へと向かってみた。
前にも来たからと用意していかなかったのが間違いで、広場の場所を憶えていない。確かミディ駅の1つ前で降りると近かったはず。と言いつつ2つ前で降りてしまい、しばらく迷った。
場所さえ確定できればGPSという文明の利器があるので何とかなるが、行く先不明では何ともならない。
久々のジュドバル広場は、相変わらずごちゃごちゃしており、特に欲しいものも見当たらなかったのと雨が降ってきたのとで退散し、再びトラムでエッテルベーク駅へ。
トラムの待ち合わせで時間がかかり12時20分発にぎりぎりのタイミング。駅に到着すると列車が遅れていて間に合いそうだったが、切符を買うのに前の人が窓口で粘って居る間に発車してしまい、結局13時10分でベールセルに向かう。
3Fonteinenに入ると、既に顔を憶えてくれている従業員が注文を取りにきたのだが、注文するものも大体決まっているので、いきなりジビエとビールを使った料理のコーナーを開いて、「これと、これは、もう無いから」と教えてくれる。
いつものようにグースとクリークを飲みながらメニューとにらめっこし、前回、前々回と「もう無い」と言われた鳥料理(キジじゃないかと思うがはっきりしない)とリーボックペッパー(山羊のはず)の煮込み、97年のグースを頼む。
しっかり料理とビールを堪能した後はショップでビールを買う。
店に居たのは息子じゃないかと思われる若い子で、Straffe Winter という見たことの無いビールについて尋ねると「2008年のランビックが非常に良い出来だったので、そのボトルを貯蔵していたものだ」と教えてくれた。
成程、ボトリングは2008年1月25日となっているし「今回限りの商品だ」とか言うので買わない訳にはいかず、それを2本と普通のグースを1本買って帰った。
宿に着いたのが16時30分くらいで、まだ大人しくしているには早すぎるだろうと、バスに乗ってグランプラス方面へ向かったのだが、折から降ったり止んだりしていた雨が少し強くなったので、フィリップダルシーでチョコレートを買っただけで再び宿に戻ってしまった。
宿では、早速 Straffe Winter を味見したのであるが、色濃く柔らかい味わいで、ほのかな甘みも感じられ、度数の8%はまったくわからない。もう何年か寝かしたらどうなるのか試してみたくなるビールだった。
ビールを飲み終えても20時台であり、練るにはまだ早かろうと思ったので、日記の整理などを行って10時頃に就寝。

2010/11/04(木) 常連と呼んでくれ(笑)

5時起床。
昨夜、泊まっていた部屋の暖房が効かなくて部屋を換わったのだが、反動で暖房を効かせ過ぎたのか暑くて目が覚めてしまった。
日記の整理をして、風呂、洗濯、朝食を済ませる。
今日の朝食は、パンとチーズとパテ、ヨーグルトのなじみ深い組み合わせにカンティヨンのグースで、同じパンとチーズとパテを使ってサンドイッチを作り弁当にする。
カンティヨンでは、ウォート(麦汁)の抽出が第一段階を終えたところで、例によってコップに1杯もらい、その甘みと風味を確認した。
その後1杯もらったビールは、ドライホッピングしたグースだとか言っていたので、そのうち商品化されるかもしれない、ホップの香り高いドライな味わいのグースだった。
醸造は着々と進み、私も手伝ったホップの投入が終わって煮詰める段階に入ったところで昼休み。
グースを1杯もらっただけでは足りず、新製品のMamouchi(マモーチェ 昨年、ZWANZEと紹介を受けたビール)を1本お供に弁当のサンドイッチを食べて寛ぐ。
現場では一足先に作業が再開され、抽出し終わった麦芽を掘り出す作業が始まっていたが、今年は珍しく女性がやっていたので驚いた。
以前から居るし家族なんだろうけど、やたら皆が冷やかしているからやっぱり珍しいのだろうと眺めていたら、ジョンに「来年はおまえがやるか?」と聞かれたので『オッケー、ノープログレム』と答えておいた。
帰りがけには先の女性に「ジョンの長靴を貸すからね」とまで言われたので、来年は本当にやることになるかもしれない。
さて、いよいよ冷却槽への注入が始まる。何度見てもこの瞬間は特別で、流れ出す液体と部屋いっぱいの蒸気、むせかえる程のビール(の元)の香りがたまらない。
すべて出切ったのを確認しておいとまする。また来年の約束を残して。
部屋に戻り、ポロ葱とマッシュルームを炒めたところに鹿肉を放り込んでグースを少々。鹿肉のグース煮込みと洒落こんでみたが、火の通し加減のせいか、中途半端に堅かったし、血の匂いも強かった。
やはりヒレ肉のステーキのようなわけにはいかない。
一部料理に使ったとはいえ、グースとマモーチェの2本を空けて腹も膨れると当然のように眠くなり、9時に就寝。

2010/11/03(水) モバイルするは我にあり

6時起床。
夜中に2度目が覚めたが結局この時間で、よく寝たと思う。
風呂と洗濯。そして朝食であるが、今朝はカンティヨンのフランボワーズをお供にパンとチーズ、そしてヨーグルト。
アントワープへ向かうには少し早いが、9時に部屋を出てプリペイドSIMを探すことにする。
知り合いに聞いたら、baseの料金が一番安いとの話だったが、近所にはbaseの看板を出してる店が見当たらない。ミディ駅の中や周辺の店には看板が出てたが、聞いてみると置いてあるだけ。って感じで「ネット接続は出来ない」とか、「出来るけどどのくらいの容量まで出来るかわからない」という返事。
代わりにmobisterのSIMを勧められ、これなら25MBまでネットができる。と言われたが、baseが15ユーロで、mobisterが20ユーロだったので、とりあえず買うのを後回しにして列車に乗り込みアントワープへ向かった。
昨年はストで訪れる事が出来なかったので2年ぶりとなるクインティンマトシースに入ると「ええっ!もう2年も経ちましたっけ?」などという会話を交わした後、お決まりのデ・コーニンクとソーセージを楽しんだ。
続いてクルミナトールでは、1999年のシント・ナチェットに1983年のシメイブルー、その後、1987年のガウデンバンドを注文。
ナチェットは、以前飲んだ1996年と比べると梅酒度が下がっている感じであったが、でもやはり最近のものとは全然違う味だった。
妻は、熟成したシメイブルーを初めて飲んで感激していたが、ガウデンバンドについては2人して「鉄錆臭い」というのが感想で、あまり良い印象では無かった。結構期待していたので残念である。
2件とものんびり過ごしたせいか、他に何処も寄らなかったのに17時半頃になったので、途中デルレイでチョコレートを買いつつ駅に向かう。
アントワープの駅にはbaseのショップがあったので、そこでSIMカードを買うことに。
知り合いに朝の話をしたら、mobisterは料金設定が複雑で高いからやめとけと言われたのと、スターターキットを買えば、その料金内でネット接続のオプション設定が可能なことも確認してくれたのでbaseに決定したのである。
ショップでは、その場で開通作業もしてくれて「5分で繋がるよ」と言ってくれたが、列車の中で試す訳にもいかず、説明書も英語ですら無いため、書いてあることがさっぱりわからない。
部屋に戻ってから、買ったSIMカードで知り合いに電話して教えてもらい、なんとかネット接続までこぎつけることができた。ありがたや。
部屋に戻ってから知ったのだが、宿にしているメゾン金澤でも昨年から全部屋無線LANが可能になったそうで、泊先にネット環境があれば電話だけの契約でも良いかもしれない。何せ、プリペイドSIMは、駅の自販機でも売っている。
エストフレテンを飲み、電話の件も落ち着いたところで、23時30分に就寝。

2010/11/02(火) 先ずはカンティヨンから始まる。

6時10分起床。
風呂に入り洗濯しながら朝食を取るが、さすがにまだビールは買ってないので、昨夜買ったコッペパンとパテ、コーヒーのみ。
何はともあれ、トラムに乗ってカンティヨンへ向かう。
今年の初醸造が木曜日であることを確認し、ビールを6本(グース2本、フランボワーズ3本、新製品のMamoche1本)買ってから一旦宿に戻り、近所のスーパーとケーキ屋で、水やパン、肉に野菜といった食材の他、定番であるキッシュやヨーグルトを購入。
今度はバスに乗り、モールシュビトでグースを飲む。バスが店のすぐ前まで来ているのに去年気付いて楽に行けるようになったが、1杯3.9ユーロは、また少し上がったようである。それにしても、ここもとうとう禁煙になってしまった。
その後、歩いてビアーマニアに向かい、ビールを3本購入。ウエストフレテンの12度は20ユーロとお高めなので1本にしておき、ハンセンスの野苺ランビックと、後はファントムのチョコレートという初めてのビールに挑戦してみた。
ファントムは、結構びっくりする味に出会った憶えのある醸造所なのでドキドキしたのだが、帰って飲んでみたら普通のトリプルビールみたいで、特にどうも無かった。
宿に帰って、キッシュと共に夕食。
先ほどのファントムが普通の味だったのは期待外れだったが、キッシュは相変わらず旨い。1年待ちこがれただけのことはある、
さて、ここにきて気が付いたが、暖房が効いてないようだ。
まだ20時前であったが、酔って眠いのと寒いのとで辛抱たまらず、布団に入ったらそのまま寝てしまった。