2010/11/04(木) 常連と呼んでくれ(笑)

5時起床。
昨夜、泊まっていた部屋の暖房が効かなくて部屋を換わったのだが、反動で暖房を効かせ過ぎたのか暑くて目が覚めてしまった。
日記の整理をして、風呂、洗濯、朝食を済ませる。
今日の朝食は、パンとチーズとパテ、ヨーグルトのなじみ深い組み合わせにカンティヨンのグースで、同じパンとチーズとパテを使ってサンドイッチを作り弁当にする。
カンティヨンでは、ウォート(麦汁)の抽出が第一段階を終えたところで、例によってコップに1杯もらい、その甘みと風味を確認した。
その後1杯もらったビールは、ドライホッピングしたグースだとか言っていたので、そのうち商品化されるかもしれない、ホップの香り高いドライな味わいのグースだった。
醸造は着々と進み、私も手伝ったホップの投入が終わって煮詰める段階に入ったところで昼休み。
グースを1杯もらっただけでは足りず、新製品のMamouchi(マモーチェ 昨年、ZWANZEと紹介を受けたビール)を1本お供に弁当のサンドイッチを食べて寛ぐ。
現場では一足先に作業が再開され、抽出し終わった麦芽を掘り出す作業が始まっていたが、今年は珍しく女性がやっていたので驚いた。
以前から居るし家族なんだろうけど、やたら皆が冷やかしているからやっぱり珍しいのだろうと眺めていたら、ジョンに「来年はおまえがやるか?」と聞かれたので『オッケー、ノープログレム』と答えておいた。
帰りがけには先の女性に「ジョンの長靴を貸すからね」とまで言われたので、来年は本当にやることになるかもしれない。
さて、いよいよ冷却槽への注入が始まる。何度見てもこの瞬間は特別で、流れ出す液体と部屋いっぱいの蒸気、むせかえる程のビール(の元)の香りがたまらない。
すべて出切ったのを確認しておいとまする。また来年の約束を残して。
部屋に戻り、ポロ葱とマッシュルームを炒めたところに鹿肉を放り込んでグースを少々。鹿肉のグース煮込みと洒落こんでみたが、火の通し加減のせいか、中途半端に堅かったし、血の匂いも強かった。
やはりヒレ肉のステーキのようなわけにはいかない。
一部料理に使ったとはいえ、グースとマモーチェの2本を空けて腹も膨れると当然のように眠くなり、9時に就寝。