カランダッシュ849のボールペンに「ゼブラ プレフィールのシャープリフィル」(http://www.zebraservice.jp/products/list.php?category_id=229)または「ハイテックCコレト専用シャープユニット」(http://www.pilot.co.jp/products/pen/ballpen/spare/gel_ink/hitecc_coleto_refill/)を入れてシャープペンとして使おうという改造です。
シャープペン化した中身は下図の通りで、改造個所はノック部の部品のみ。
本体は加工しないので、飽きたら何時でもボールペンに戻せますし、複数本所有していれば、差し替えて色違いも楽しめます。
最初に、ノック部の中央は穴があってリフィルが入り込んでしまうので、適当なもので埋めます。(この穴はボールペンとして使うのに必要な穴では無いので埋まったままでもボールペンに戻せます。)
私は竹串にマスキングテープを巻いて入れました。(潰れない程度の硬さがあれば何でも良いですが、最初は1度で上手くいかなかったとき、やり直しやすい材料が良いです。)テープは自然に落ちてこない程度に巻けば大丈夫です。長いままでテープを巻いて穴に入れ、長さを図ってからテープごと竹串を切ります。
ただし、ここでプレフィールとコレトの違いが出ます。
リフィルの長さが違うので、プレフィールは穴の途中まで、コレトは丁度穴が埋まるくらいの長さにする必要があります。長さの違いは丁度プレフィールのリフィルお尻にある白いプラスチックの蓋の分なので、穴の深さを測ってから、この蓋の分を差し引いて穴埋めします。
ボールペンのリフィルを加えて3つ並べると、真ん中のプレフィールが少し長いことがわかります。
続いて、ここが改造のキモになる部分で、思いついたときは「俺って天才だな」と自画自賛しました(笑)
カランダッシュ849のノック部は元々ボールペンなのでノックすると固定され、もう一度ノックすると解放されますが、シャープペンとして使うには解放されてしまうと芯が本体に入ってしまい使えなくなるので、ノック部が押し込まれた状態を保てるよう、ノック部の中身にテープを巻いてノックが解放されないようにします。
テープは幅5mm程度に切って使いますが、最初に2、3回巻いた状態で組み立て、稼働具合を確かめてから改めて幅を合わせて縁まで巻きます。(このノック部品ですが、時期やモデルで微妙に個体差があるようなので念のため)
以上、組み立てたら、シャープペンとして使えるようになるはずです。写真にはありませんが、買った時の保護パイプを切って一緒に入れるとスペーサーになって、ノック部を閉めるときにスムーズです。
消しゴムが付いてないとか、芯の入れ替えが面倒だとか、本来のシャープペンと同じとはいきませんが、細かいことを気にしちゃいけません。
最後に、この手の話のお約束「改造は自己責任で!」
といいつつ、次はシャーボⅩシャープ部機構の組み込みです。