どんだけティッキー気に入っているのかわかりませんが、何となく「次は芯ホルダーだな」と決まりました。
最初にやったのが奥のオレンジで、KOH-I-NOORの5205というやつです。知った時は2.5mm芯て何?と思いましたが良く読めば2~3mm超まで対応してるとか。「これはやるしかない」と思いました。
届いてすぐ改造に着手したのでオリジナルでの使い心地はわかりませんが、多分同じでしょう。結論から言うと少しガッカリです。2.0mm芯はホールドが弱く芯の種類や芯削り器によっては削るときに一緒に回ってしまいますし、多色ペンのリフィル入れたら書き心地はフニャフニャで、しかも中に入ってしまったら取り出すのに非常に難儀します。
多分マネする人は居ないと思いますが、後ろの芯削り機になっているノック部を切り落としてティッキーのノック部を押し込んだら口金部分のネジ山は削り落とし、ティッキー本体はオレンズの時と同じように内径6mmのパイプを押し込んで接着するだけという単純な作りです。しっかり接着できていないと悲惨なことになります。
次にやったのが手前の方で、使ったのはSTILUS社の131Cというやつです。ネットで芯ホルダーに改造している情報を集めてたらこの会社の「SECOLGRAF 151 TOTOMINA」という名前が出てきたので探した挙句、結局値段の安い方を買ってしまいました(作りは一緒だろうと思ったが甘かった)。
悩んだのは口金で、ティッキーのものは使えないし、131Cのは外れない上に外れても使いたくない。というわけで、PILOTのS10から口金だけ取り外して使いました。
この口金に外径6mmのパイプがはまります(ネジ山も削ってもう少し奥まで入れました)。大きな力がかかる部分では無いので接着してズレなきゃOKでしょう。
ティッキー本体の先端は、やはりオレンズの時と同じく外径7mm、内径6mmのパイプを押し込んで、口金と6mmパイプ(内径は5mm)をセットにしたものを入れて接着するのですが、先にスプリングを入れておかないと違うスプリングを探す羽目になります。入れておきましょう。
内部構造は後ろから入れられるように途中で切り離しティッキーのものとくっつけますが、今回は気持ち補強も兼ねて内径2.5mmのステンレスパイプを入れておきました。131Cの作りは微妙で、中の空洞が三角でセンターを外しています。1本パイプを通しておけば引っかかりも少なくなるような希望が生まれます。
以上、S10の口金加工で失敗して傷を作ってしまいましたが、この2本目は結構気に入ってます。
それから蛇足ですが、SECOLGRAF 120というのも、この131Cと内部は同じでした。