GRAPH600の芯ホルダー化

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Faber-CastellのTK9400を組み込んでみました

ティッキーが続いてましたが、ぺんてるのGRAPH600を入手したので芯ホルダーに改造してみました。

ウェブの情報を見ていると2mm芯にする改造しか見当たらなかったので、あえて3.15mmにして主にボールペンとして使います。

チャックの形で好みが分かれるところではありますが、取り合えず私は気に入っているので問題ありません(笑)

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一番の手間は、やっぱりこの穴の調整でしょう

加工自体はそんなに難しいものでは無いと思います。チャック部品がすんなり通るようにやすり掛けで穴を広げるのはそれなりの手間がかかりますが、TK9400(3.15mm)のチャック部品は割と細身なのでドキドキしながらギリギリまで削る必要はありません。(しかし写真を拡大すると加工のアラが目立つな(^-^;)

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真ん中の白いのがスプリングを受ける部品です(後で金属のパイプに替えました)

Faber-Castellの芯ホルダーは外軸の内部にスプリングを受けるための段差が設けられていますので、この段差を作ってやる必要があります。

最初は写真にあるとおり、プラスチックのパイプを使いました。多色ペンのシャープリフィルが入っていたケースが良い感じの大きさで、外側を少し削ってやったらスルッと収まりましたので使ってみたのですが、使用しているとどうにもノックが重くて気になりました。

スプリング受けの部品が止まっている位置が外軸の真ん中よりノック部に近いため、スプリングが常にかなり押された状態になっているようです。

色々試して結局金属パイプ(外径6mm内径5mm)を5mm位の長さに切り、外側を削ってはめ込んでみたところ何とかノックの重さに満足できましたが、はめ込む前に写真を撮るのを忘れました(硬くはまり込んでて外せない)。写真の部品は1.5cm位ですが金属なのかプラなのかに関わらず、長さは半分以下にした方が良いと思います。

あと、これも写真に写っていませんが、ノック部はFaber-Castellのオリジナルを外してマスキングテープで太さを調整し、GRAPH600のものを付けました。

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多色ボールペンのリフィルが使える芯ホルダーは大好き

てなわけで完成したGRAPH600改造芯ホルダー。TK9400自体は一切加工していませんので飽きたら元に戻せます(どう考えてもこちらの方がかっこいいけど)

完成品にするところまではやっていません(先端の穴が大きくてチャックが止まらないので)が、同じ手順で中に入れるパイプを内径4mmのものにしたら2mm芯のTK9400でも対応可能です。

 

改造ティッキー オレンズ合体②

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今度のオレンズ合体は着せ替えが可能

ふと思いついて試してみたら割と簡単でした。

今回はパイプとか接着剤とか不要です。改造もシャープ機構部分だけなので別の本体に入れ替えてカラバリも楽しめます。

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中身はこんな感じ。扱いはオリジナルと同じです。

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この黒い部品を切って削ってオレンズのシャープ機構に組み込みます。

流石に切ってそのままとはいきません。中を削ってオレンズの口金をとめるネジが出てくるまで削るのですが、スポッと抜けてしまっても困るので、丁度良く止まるよう気持ち斜めにテーパー付ける感じで削ります。(6角形の出っ張りが引っかかって止まるはずです)

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使うのはこの程度、様子見ながら削ってください。

組み立てると口金と本体の間に隙間(見えないけど)があってグラつくような気がしたのでシリコンチューブを被せてますが、テープでも大丈夫です。何かあったほうが加工した固定部分にかかる負担が減ると思います。

そんな訳で前回と比べ、加工が楽で、軽い(金属パイプ使わないので)1本になりました。

※今回加工した部品ですが、ティッキーの発売時期によっては微妙にサイズが違うようで、着せ替えしようとしたらズルズルで固定できないものもありました。どのティッキーにも着せ替え出来るわけでは無いようです。

改造ティッキー 芯ホルダー2種

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芯ホルダー化したティッキー2本

どんだけティッキー気に入っているのかわかりませんが、何となく「次は芯ホルダーだな」と決まりました。

最初にやったのが奥のオレンジで、KOH-I-NOORの5205というやつです。知った時は2.5mm芯て何?と思いましたが良く読めば2~3mm超まで対応してるとか。「これはやるしかない」と思いました。

届いてすぐ改造に着手したのでオリジナルでの使い心地はわかりませんが、多分同じでしょう。結論から言うと少しガッカリです。2.0mm芯はホールドが弱く芯の種類や芯削り器によっては削るときに一緒に回ってしまいますし、多色ペンのリフィル入れたら書き心地はフニャフニャで、しかも中に入ってしまったら取り出すのに非常に難儀します。

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内部構造が分解できない

多分マネする人は居ないと思いますが、後ろの芯削り機になっているノック部を切り落としてティッキーのノック部を押し込んだら口金部分のネジ山は削り落とし、ティッキー本体はオレンズの時と同じように内径6mmのパイプを押し込んで接着するだけという単純な作りです。しっかり接着できていないと悲惨なことになります。

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2.0mm芯と4c芯を使い分けられる芯ホルダーは結構便利・・・だと思う

次にやったのが手前の方で、使ったのはSTILUS社の131Cというやつです。ネットで芯ホルダーに改造している情報を集めてたらこの会社の「SECOLGRAF 151 TOTOMINA」という名前が出てきたので探した挙句、結局値段の安い方を買ってしまいました(作りは一緒だろうと思ったが甘かった)。

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131Cの内部構造は値段相応

悩んだのは口金で、ティッキーのものは使えないし、131Cのは外れない上に外れても使いたくない。というわけで、PILOTのS10から口金だけ取り外して使いました。

この口金に外径6mmのパイプがはまります(ネジ山も削ってもう少し奥まで入れました)。大きな力がかかる部分では無いので接着してズレなきゃOKでしょう。

ティッキー本体の先端は、やはりオレンズの時と同じく外径7mm、内径6mmのパイプを押し込んで、口金と6mmパイプ(内径は5mm)をセットにしたものを入れて接着するのですが、先にスプリングを入れておかないと違うスプリングを探す羽目になります。入れておきましょう。

内部構造は後ろから入れられるように途中で切り離しティッキーのものとくっつけますが、今回は気持ち補強も兼ねて内径2.5mmのステンレスパイプを入れておきました。131Cの作りは微妙で、中の空洞が三角でセンターを外しています。1本パイプを通しておけば引っかかりも少なくなるような希望が生まれます。

以上、S10の口金加工で失敗して傷を作ってしまいましたが、この2本目は結構気に入ってます。

 

それから蛇足ですが、SECOLGRAF 120というのも、この131Cと内部は同じでした。

改造ティッキー オレンズ合体

ティッキーのデザインは好きなのですが、カラー芯使うにはやはり折れやすいのを我慢しなければなりません。

というわけで、オレンズと合体です。

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ティッキー・オレンズ

基本的には、マッキーにオレンズ組み込んだ時と同じ事をしていまして、長さ2cm位、外径6mm(内径5mm)のパイプの中に外径5mm(内径4mm)のパイプを入れるのですが、先ず6mmパイプに口金がキチンと入るよう入口側の内側を少し削ります。

次に内部機構に6~7mm程度の長さに切った5mmパイプを通し、口金を取り付けたときの状態を確認して締め付け具合が丁度良くなるまでやすりで削りながら長さを調整します。

この部分が適当だと後々支障が出ますので、しっかり位置合わせしてから接着することが重要です。(硬化開始まで時間のかかるエポキシ系の接着剤を使い、口金で5mmパイプを押し込んで硬化する前に口金を抜きます)

なお、ここでは銅パイプですが重くなるのが嫌ならアルミにしてください。(私はたまたま近所のホームセンターに0.5mm厚のアルミパイプが売ってなかったので銅にしました)

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ここはしっかり接着する必要があります

このままティッキー本体に入れてもスカスカな為、外径7mm(内径6mm)のパイプも用意します。(これは在庫があったのでアルミです)

ティッキーに7mmパイプを入れると5mm位入りますが、それでは心もとないため、内部を削って1cm以上入るように調整します。(パイプ同士は接着します)

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組み立て前

オレンズの口金は小さいため、ティッキー本体に直接合わせても恰好が良くないです。たまたま流用できる部品を見つけたので飾りに赤いリングを付けてみました。

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組み立て後

オレンズの内部機構は後ろに行くほど太くなるので適当な箇所で切ってティッキーのパイプと繋げてありますが、それでもティッキー本体の後ろからは入りません。組み立てた部品を接着してしまうと分解できなくなるので、シールテープを巻いて押し込むだけにしました。(それでも十分に固定されています)

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ティッキーの改造って楽しい

もう少し赤いリングを薄くすればよかったかなとも思いますが、かなり満足度の高い1本になりました。もう1、2本作ってカラー芯も色違いで使えるようにしたいところです。

怪しげなペンセットとの格闘

買い物ついでに文房具コーナーに寄った時、一緒に来ていた妻が「これ可愛い!」と言い出しました。

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見た目はカラフルなボールペン5本セット

箱に入っているのを見ただけではボールペンなのかどうかさえわかりません。店員さんに聞くも「すみません。うちの仕入れでは無いので、何も情報がありません」との話。

一旦はスルーしましたが、妻がネットで調べてボールペンであることは間違いなさそうでしたので、後日購入に踏み切り(特価品で安くなっていた)ました。妻は「1本はシャープペンにして、後4本には色々な色のリフィル入れて使いたい」とか軽く言ってくれます。

何はともあれ分解してみないとわからないからと、分解してみました。

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リフィル交換は考えてなさそうな作りですが、一応パーカータイプでした。

パーカータイプのリフィルは交換しても問題なく使えましたので、アダプターを使用して4C芯による色違いは可能となりましたが、希望はもっとカラフルな色です。

通常、このタイプのノック式だと、多色ペンなどで使われるリフィルは太さの違いからノックしようとした時にペン先が本体の先まで出きらないのですが、幸か不幸か部品の作りが甘く、リフィルにマスキングテープ巻いてバネの受けを作って試してみたらノックできると判明しました。

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6mmのABSパイプでスペーサーにしました

スペーサー無しだと、中でリフィルが曲がってしまい戻りきらない時があったりしたので長さを元のリフィルに合わせて切ったパイプを使っています。

ちなみにリフィルはスタイルフィット リフィル を使いました。(後から考えたらスタイルフィットのケースをそのままスペーサーに使えば良かった)

次はシャープペンです。

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ノック部分が丁度一番長くなっているところでリフィルが固定されるよう、長さを調節するだけでOKでした。

耐久性が怪しいこともあり、また改造はリフィル部分だけなので、どうせ交換するからと工作は雑な感じになっていますが、一応5本全部使えているようです。

改造ティッキー 2.0

最近、改造が楽しくてシャープペンを見る機会が増えたせいか、ロットリングのティッキーなるペンを発見しました。

調べてみれば既に有名なシリーズらしくボールペンや複合タイプも出ているので「発見」と言うのもおこがましいのですが、手頃な値段でデザインも書き心地も好みでして、カラバリも多いので、ふと気が付いたら店頭で何本も手にもっていたり(レジ行く前に正気に戻って良かった)して、危険なペンでもあります。

まぁ普通に使えば良いのですが、ネットを検索すると色々出てきます。こちら(Stationery Meeting - rotring Tikky 改造芯ホルダー)のページを見たとき「こりゃたまらん!」と思いました。

大人のマッキー作って「しばらくこれで」とか言った傍からフエキのシャープ(シャープペンシル2.0mm│建築・工業用製品│不易糊工業株式会社)を入手しましたので、早速取り掛かります。

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Rotring Tikky 改造2.0mm芯

本当はマネするだけでは芸がないから組み込むペンを他の物にしようとしたのですが、サイズ、バランス共にフエキを凌ぐペンは見つかりませんでした。

ちなみに、このフエキ以外にも大人の鉛筆、伊東屋オリジナルの2mmシャープペンは内部機構がほぼ同じで、口金のとこのネジもサイズが同じのように感じました。なので、組み込んだ状態でも口金を交換して雰囲気を変えることができます。(厳密に同じだという保証はありませんがバランスが悪いことは確認できます)

先のページで紹介されている手法だとティッキーの内部機構を利用しているようですが私はとりあえず仮組みのつもりでフエキの内部機構にシールテープ(水道工事とかで使うやつです)を巻いて突っ込んだら結構しっかり固定されたので、それで良しとしてしまいました。

パイプもフエキの内部機構そのままだと短いくらいなので切っていません。消しゴムは諦め、マスキングテープを巻いてノック部のキャップが自然に落ちないようにしたら、長さ調節のためキャップの中に6~7mm位に切ったパイプを入れてかさ上げし、見た目を調整しています。

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赤芯いれると2か所の赤がポイントになって映えます

お手軽改造で耐久性は不明ですが、元がお手軽なので毎週やり直しが必要とかいうレベルでなければ、これで良いかなと。

 

おまけ

ティッキーの内部機構が手つかずで残ったのでマッキーに仕込んでみようかと考えましたが、マッキーの細い方は口金がはみ出ますし、太い方はバランス悪くてかっこ悪いと判明しましたので諦めました。

大人のマッキー

削りすぎたマッキーをどうしようかと考えているうち、ふと思いついて「大人の鉛筆」(http://www.kitaboshi.co.jp/product/post-20/)を組み込んでみました。

大人の鉛筆を選んだのはタイトルにしたかったからです(笑)

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「大人のマッキー」って言葉が先に浮かんでしまった

残念ながらノック部に小キャップを使おうとしたらストロークが足らず芯が出てきません。ストローク増やそうと小キャップ削っていたら穴が開いてしまったので、諦めてオリジナルをノック部に使っています。

シャープ構造部にテープ巻いて入れただけですが、まぁ余程力を入れて押さないと口金部分が飛び出してくることは無さそうです。

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マッキーから2mm芯

どうしても全体が短くなるので芯は折らないと入りませんが仕方ありません。しばらく、これで遊んでみます。